夏の食欲増進に「ニンニク」は本当に役立つのか!?
夏の食欲増進に「ニンニク」は本当に役立つのか!?
夏になると食欲が落ちます。
何故か?
それは
①体の熱を逃がすため体表部への血流が活発になり、逆に体内深部(胃腸周辺)への血流が緩慢になる
②冷房と暑い環境との行き来により自律神経が乱れる(胃腸の動きは自律神経に制御されている)
③冷たい物、水分の摂取量が増えることにより胃腸が冷やされて機能が低下する
などが原因となります。
特に日本人は胃腸があまり強くない方が多いので「夏になると食欲がない…」という人をよく見かけます。
胃腸は
①体を動かす燃料になるものの消化吸収
②体の一部になる材料になる栄養素の消化吸収
③体全体の自律神経、情緒の安定
④免疫の活性
などの働きがあります。
これにより、胃腸の働きを低下させてしまうと、全身の活性が低下してしまうことや、胃腸自体の栄養素も不足してしまうので「いつまで経っても胃腸の調子が戻らない」という状況が作り出されます。
以上、胃腸の働きを活性化させる食材としてよくあげられるのが「ニンニク」です。
ニンニクは夏のスタミナ食材としても有名であり、夏バテ予防や風邪予防としても使われています。
果たしてこのニンニクの効果は本当なのでしょうか?
まず結論から言うと「本当」です。
ニンニクにはアリシンという成分が含まれており、アリシンが取り込まれると胃壁に作用して胃液の分泌が促されます。また、胃腸壁を刺激して動きを活発にするという働きがあります。
ニンニクを食べ過ぎると胃が痛くなることがありますよね?この痛みは刺激されすぎて神経が刺激されている証拠です。
ニンニクを摂取するとこのように胃腸の動きや消化液の分泌が活発になるので、疲れた胃腸の動きを活性化させることができます。また、ニンニクには抗菌作用もあるので、飲食物と一緒に入ってくる雑菌を死滅させるという作用も期待することができ、胃腸トラブル抑制に働きます。
その他ニンニクには
①抗酸化作用
②代謝促進作用
③脂質異常症改善作用
④血栓予防作用
⑤血圧降下作用
⑥血糖値降下作用
⑦抗菌作用
などがあり、正に健康の王様と呼ぶことができます。
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ニンニクは体にいい!ということが分かりましたが、だからといって「食べ過ぎは逆効果」ということを忘れてはなりません。
何事も過ぎたれば及ばざるがごとし。食べ物はバランスが大事です。ニンニク然り、食べ過ぎると胃腸が刺激され過ぎて腹痛や下痢を引き起こして、栄養の吸収が阻害されてしまうことや、体を温めるという作用が強いことから、火照りや痔の悪化、湿疹などの熱症状が出ることがあります。
ニンニクは薬味の一つと考え、少量(1日1かけら程度)とするように心がけましょう。胃腸の調子をよくしてくれるのはニンニクだけに限りません。
・山椒
・胡椒
・わさび
・カラシ
・生姜
などの香辛料、スパイスもニンニク同様、胃腸の働きを活発にする作用があるので色々と使ってみるようにするといいでしょう。
食べものはなるべくバリエーション豊かに色々ンな食材、料理を食べることが健康に役立ちますので、香辛料も同様に色々なものを適度に用いるようにすることが大事になります。
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先ほども書いた通り、夏を元気に乗り切るには「胃腸」の働きを常にいい状態に維持することが大事になります。
まず、胃腸の働きを低下させてしまう原因を排除することを意識し、更に胃腸の働きを活発にしてくれる香辛料を適切に使うことをおすすめします。
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